契約になったから・・・?

高等部卒業まで残すところ1か月。
まだ、全然実感がわかないなぁ・・・・

進路先は確保したけれど、
具体的にはまだ何も決まらず(笑)。
日中一時やショートでお互いそれなりにわかっているので、
まぁ、大丈夫でしょう。きっと。
信頼するしかないし、
今の段階でどんなにきっちり決めても、
4月以降、試行錯誤しながら慣れるしかないんだろうし。

ところで、知人のところも今年卒業。
座位からの移動はできるけれど車いすの操作は困難。
ごく簡単な発語のみで知的には重度だが、自閉系ではない。
人に何かを訴えたい時に、その人のところまで移動するのが難しい。
すると・・・・大きな声を出すようになる。
言葉がほとんどないのであーーとかきゃーとか・・・・いわゆる奇声に近い。
実習先で、在籍する自閉の方が、大声に反応して動けなくなってしまったらしい。
計3週間程度の実習を終え・・・断られてしまった。
「今、在籍している人を優先したいから」ということで。
ほかでも1か所同じ理由で断られ、
更に別のところで「バリアフリー化できていない。手間がかかる」と断られた。
最終的には行き場は決まったけれど、ほんとうに辛い思いをしていた。

もちろん、知人からの話のみなので、実のところはわからない。
たぶん、単純ではない、いろいろな事情があったのだとも思う。
実習期間から考えて、受け入れようと試行錯誤して、でも無理だったんだろう。

アリスは訴えるために大声も出すし、あちこち叩きまくって大きな音も出しまくる。
でも、音の刺激には弱く、興奮してパニクる。
だから、どっちの辛さもわかる。
どっちも好きでしてるんじゃないし、辛いよね。

措置制度の頃に比べ、
自閉にしても、身体にしても、
問題を抱えていると、行き場の確保が難しくなっているような気がする。
事業所側に余裕と柔軟性がなくなってきているような気がする。
「契約」になってから、事業所が抱える様々な訴訟のリスクが増え、
一割負担になりわずかとはいえお金を負担することにもなり、
何かあると「サービスでしょ」とねじ込んでくる保護者も増えているそうだ。
だから・・・・
最初からトラブルが想定できると受け入れに躊躇してしまう。
本人の状況のみではなく、他の利用者さんのことも考えなくてはならないし。
受け入れたくても、快諾しにくい様々な状況があるようだ。

「障害者自身で選択できるように」がうたい文句。
全体でみると事業所の数も増え、選択の幅が広がったのも事実。
制度が変わって良かった面もたくさんあると思っている。
でも、一方で、
「自分で選択」どころか、措置の頃よりも辛いことになっている人もいる。

どこかに制度の大きな欠陥があるような気がするんだけど。

それとも、これは、うちの地域?私の身近?のみの話なのかなぁ。

この記事へのコメント

2011年02月07日 12:49
 まるっと同感です。うちの地域では、「選べる」とはいうけれど、実際は選択肢なんかないじゃん、という状態だし。事業所側でも生産戦力になりなおかつ重度の利用者の介助も手伝える軽度の人歓迎、みたいな空気もあります。「契約」というのは、相手もこちらを選べるということですよね。これから変わる法律でどの程度改善されるのでしょうか。期待していいのかどうかわかりませんが。
ところん
2011年02月09日 10:39
tomoko様へ
そちらでもそうですか。
事業所側も採算性とリスクを考えずにはいられない厳しい状況にあるようで・・・福祉ってなんなのか、福祉にどこまで競争原理を持ち込めるのか、持ち込んでいいのか・・・基本を今一度整理して、改善してほしいですよね。